Deskmini 周辺機器レビュー

Deskmini 110用にCPUクーラー「Noctua NH-L9i」を買いました ― 購入レビュー

投稿日:2018年12月30日 更新日:

Deskmini110を購入してから2年余りが経過しましたが、いまさらながらDeskminiで使用するCPUクーラーとしてド定番の「Noctua NH-L9i」を購入しました。冷却能力と静音性が優れているという定評どおり、良い製品だったのでレビューします。

レビュー

商品到着後、開封して一番驚いたのはパッケージ。

CPUクーラーのパッケージというより、スマホなどの小型電子機器の質感。すごく丁寧に作られている感がスゴイ。

同封品は、左から順にLow-Noise Adaptor、マウント用ネジ、CPUクーラー本体、ハイグレードサーマルコンパウンド「NT-H1」になります。あとNoctuaの金属製バッジが付いています。

取付

では、さっそく取り付けます。

所有しているDeskmini 110は、2年前の組み立て時からIntel純正のクーラーを使用しています。CPUは、当時シングルスレッドがCore i7-6700Kに続いて速かったCore i3-6320です。2コア4スレッドなので、発熱はそんなにありません。

CPUクーラーを外しました。

グリスをふき取った後、塗布したグリスはThermal Grizzly社製の高性能熱伝導グリス「Kryonaut」です。Noctua NH-L9iに付属していたグリス「NT-H1」は単体販売もされているハイグレードなものですが、今回は手元にあった「Kryonaut」を使用しました。

取付方法はすごく簡単で、グリスを塗った後にCPUクーラー本体を乗せ、マザーボード裏側から四隅をネジ止めして完了です。

横から見ると、シンプルな取付方法がわかります。また、Deskminiの筐体サイズに対して、高さ方向の余裕は結構あります。

なお、今回は、付属していた「Low-Noise Adaptor」は使用せずに、電源ケーブルを直接接続しました。Low-Noise-Adaptorはファンの最大回転数を2500rpm/23.6dBAから1800rpm/14.8dBAまで下げて静音性を高めるためのアダプターです。

後はマザーボードをケースに戻して完成です。

ファンノイズの騒音測定

Noctua NH-L9iは静音性に定評のあるクーラーなので、騒音計アプリを使ってファンノイズを測定してみました。測定環境は下の写真にあるとおり、Deskmini本体から約20cm離した位置に、騒音計アプリをインストールしたiPhoneを設置して測定しています。

測定中はベンチマーク・テスト「ファイナルファンタジーXIV 紅蓮の解放者 ベンチマーク」を実行してCPU(iGPU)に負荷をかけ、CPUクーラーの回転数を上げるようにしました。

その結果、Intel 純正クーラー装着時に対して、平均して2dB静かになりました。

実際に、CPUに負荷が掛かっていない通常時は、ファンノイズはほとんど聞こえません。回転数が上がると、耳を近づければ、さすがに風切り音は聞こえますが、特筆すべきは軸音がしないことです。振動も減ったように感じます。

まとめ

本当にしずか。軸音も聞こえず、工作精度の高さを伺い知れます。Noctua製品は価格が高めですが、ファンがいるのも納得です。

待望のAMD AM4用Deskmini A300のクーラーは「Noctua NH-L9a」で決まりですな!

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