せっかくRazer Core Xを購入したので、全然使っていなかったNUC6i7KYKをゲーム専用機にすることにしました。NUC6i7KYKに搭載されているCPUは3世代前のシロモノですが、腐っても4コア8スレッドのCore i7なので、そこそこ動きます。
しかし、このNUC6i7KYK Skull Canyonは最新のNUC8i7HVK Hades Canyonと違って排熱上の課題を抱えています。加えて、購入時に装着したM.2 SSD「Samsung 950PRO」がすぐに発熱する傾向にあるため、筐体内の温度を一層熱くしています。
今回は、せめてM.2 SSDの発熱を抑えて、筐体内に熱が籠るのを抑えようと高性能サーマルパッド「Thermal Grizzly minusPad8」を試してみました。
装着
NUC6i7KYKの筐体はシンプルな設計で、底板の四隅にあるネジを外すだけで、M.2スロットにアクセスできます。
底板を開けたところ。M.2スロットが2つあり、SAMSUNG 950PROを2枚装着しています。下写真の赤点線部分にサーマルパッドを貼って、金属製の底板に接触させ、底板をヒートシンク替わりにしようという魂胆。
使用するサーマルパッドは「Thermal Grizzly minusPad8」の3㎜厚。M.2 SSD2枚分なのでサーマルパッドも2枚準備。
貼りました。950PROはM.2-2280規格なので長さ約80mm。一方、サーマルパッドは長さ120mmなので、1.5枚分あれば2枚分貼ることが可能です。
後は底板(裏蓋)を閉めるだけです。
排熱テスト
どれくらいM.2 SSDの温度が下がるか、ディスクベンチマークソフトの定番「CrystalDiskmark」を実行して発熱状況を確認しました。
サーマルパッド貼付前
サーマルパッドを貼る前のベンチ実行時です。短時間で29℃から52℃まで上昇。
サーマルパッド貼付後
ベンチを実行しても29℃から39℃までの上昇に抑えられました。何度実行しても概ねこの温度で上昇が止まります。
まとめ
第7世代以降のNUCは出荷状態でサーマルパッドが装着されていますが、第6世代以前のNUCにはないため、サーマルパッドを貼り付けるだけで素晴らしい効果があるようです。
まさに効果てき面。
余裕があれば、第7世代以降のNUCの標準装備品との違いも確認してみたい。